トンネルを抜けたら雪景色で有名なある町の言い伝えによると、そのトンネルができる以前は峠を超えてきたそうだ。その峠を今は車が普通だが、さらにそれ以前は当然ながらに徒歩で超えて来たそう・・・ そんなことは誰でも知ってるって? それでは例えば旧道を歩いたことはありますか?時代劇に出てくるような昔の道路を。という問いに 「ない!」 と声を揃えた僕たちは、酒を酌み交わしながら行ってみようと思い付いた。 「湧き水汲んでみたい!」 と、一緒に飲んでいたファンタジーな友人がファンタジックな事言ったので、面白そうだからTodoリストに加えた。 でも湧き水ってアルカナ!?って考えてみたが、誰もわからない。こんな時に便利なスマートガジェットは、Googleで一瞬にして答えを検索してくれた。 どうやら、旧三国街道の道中に「晶子清水」なるスポットがあるらしく、有名な歌人「与謝野晶子」も越後へ向かう途中、手ですくって飲んだそうだ。 おおお、あるじゃん。 という事で、翌朝。前日の大酒の祟りで見事にブランチな時間まで寝てしまった。しかしまぁ暇だからそちら方面へ向かいましょうか。 猿ヶ京温泉があるしゆっくり温泉しちゃってもいいしね。と。 そうしてお天気な中、車を走らせたわけだが、県境に近くにつれて雲行きが怪しくなってくる・・・・もはやこのエリアのあるある、「こっち天気いい時、群馬降ってる。」ってやつで。 しかしそんな小雨の中で見える景色は、山々がもはや雄大すぎてもうなんと言って表現したら良いかわかりゃしません。 っていうほどの綺麗な景色を見ながら県境の峠を超えて、猿ヶ京へと着いた。 この近所から旧街道へと入れるわけだ。 ここには赤沼湖という大きな湖があり、それを取り囲むようにホテルが立ち並ぶ。
その大きな湖には季節らしく鯉のぼりが渡されている。新潟方面から峠を超えて麓の街へ降りてきたあたりの所からスタートし、向こう岸に渡されている。鯉のぼりの終点付近には、なぜかカッパが三匹並んでぶら下げられて、そのなぜかカッパの終点にコンビニがある。 なぜカッパなのかはわからないが、ここにきて以前、妻が僕に言ってきた「カッパに出会った時どうするか」とシンクロした。。。。 知らない人はこちらから! 「ふふふ、カッパに襲われたらどうすればいいか知っているぞ!」ありがとう妻よ。 と、どうでも良すぎる話を置いておいて、 腹減ったのでコンビニに立ち寄りなんか食う。そうだと思い、優しそうな店員さんに湧き水について聞く。 私「この辺に、晶子清水っていう湧き水をはありませんか?」 優しい店員(以下YT):「はて?なんでしょうねそれ?あ、ちょっと待って若い子に聞いてみるわね。おーい。。。」 と、若い店員さんを呼ぶYTさん。 若い店員(以下WT):「う〜んと、こっち行くと信号があって、、、あ、1つしかないからわかると思います。そこを右に・・・・」 と教えてもらった。道程は簡単そうだったので、(じゃあ行けばわかるな。)と考え、YTさんとWTさんにお礼を言い別れを告げた。 駐車場から、カッパが三匹ぶら下がっているのが近くに見えた。それを見ながらスナックやアイスクリームを食べて活動準備を整えた僕たちは、誰でもわかる信号へ向かった。 そこを右に曲がって行くと、温泉街。ホテルや飲食店が少々ある。湯治に来ているらしい大勢の人々。 「与謝野晶子」の看板が見え、着いた先が「与謝野晶子紀行文学館」・・・・・・ 旧街道入り口や晶子清水の看板なんぞ一切ない。しかし、カッパ公園なるものを見つけた。次回はカッパについて調査しよう・・・。 「what??where’s the Wakimizu!?」とファンタジック。どうやら地元民もあまりご存知でないらしい・・・・ 「旧街道入り口」を探さないと行けないんだという事で、またも文明の利器、スマートガジェットで検索。具体的な場所を記しているページがなかなか見つからなかったのだが、諦めずに探したらかなり古いガイド地図を発見した。 どうやら、三国トンネル付近に入り口があるらしい事が判明し、急ぎ来た道を引き返す事にした。でも、道中そんな入り口、看板なかったんだよなぁと悩みながらトンネル手前まで行ったら、駐車場らしき場所を発見する。 ここか!確かに地図や説明の看板が立っていた。傾いていて廃れている感があったが。。。 看板はあるものの、近くに入り口らしき場所が見当たらない。 地図に記されている入り口や道が全く見つからない。。。 少し歩いて探してみようか、と言ってもきついカーブの多い峠道を往来する車のせいで、歩くのは結構な危険が伴う。 今日は諦めて引き返そうかと相談していたその時! 「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!これかっっ!?」とファンタジック特派員が突然に、とうとう入り口を見つけた! 暗かった目の前がいきなり晴れたようで、入り口に向かった。 「小っさ!!!」 二人は叫んだ。 人一人がやっとな隙間に、申し訳なさそうに立てかけられた「晶子清水」の看板。しかも晶子清水までの距離はわずか1kmほど。 興奮冷めやらぬまま、山道を登り始めた。 さて、これから旧道へと入る話です。 その前に、今日届いた酒を飲もうかな。。。。
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